最低限の家庭学習を考える(中学生編)

読解力・解答力をつけるためには、ある程度の学習量が必要です。しかし部活と塾をやっている中学生には時間がありません!

最低限の時間で効果をあげるための家庭学習の方法を考えてみます。

今回の取材?では、「Libro」さんを利用させていただきました。公式サイトはこちら

学習スタイルを考える

学習頻度

まず勉強の頻度について、最低週3日は国語の学習をしたいですね。(ちなみに学校の国語の時間は「学習時間」に入りません。学校では読解の方法も解答の方法も教えてくれませんので)。

塾に行っているなら週に一日は国語の学習をしていると思いますのでプラス2日で良いでしょう。

学習時間

次に一回の学習時間について。本当は1時間くらいやってほしいですが…忙しい時もあると思うので、必ず実施できるラインとして最低20分くらいで考えてみましょう。これを週3日はやることにします。

学習内容

三番目に学習内容について。20分ですと問題演習・採点・復習というセットが全部できないかもしれませんので、本当に最低限の学習としては「問題文を2回音読するだけ」でも良いことにしましょう。

問題文を音読しながら、当サイトの記事を参考にして線を引いたり、読み取るべき要素(説明文ならQBAab、物語文なら設定・感情・関係)を横にメモしたりするとより効果的です。

また、意味の分からない言葉が出てきたも(すぐに)辞書を引かないようにしましょうすぐ辞書を引くクセがつくと国語力は低下します。文章全体の流れ、前後の文脈から大雑把な意味を予想して、その意味があたっているのか「答え合わせ」をするのが辞書の役割です。詳しくは「頭が悪くなる辞書の使い方と頭が良くなる使い方」を見て下さい。

辞書を引いた後は分からなかった言葉に線をひいて、横に意味をピンク色のペンで書いておきます。これで後で暗記シートをかぶせれば語句の暗記テストができます。

ここまでやって、まだ時間がある日は設問を解くことにしましょう。さらに時間があれば答え合わせをして下さい。

小まとめ

学習スタイルについてまとめるとこうなります

ミニマムな国語学習
  • 週三回
  • 一回20分以上
  • 問題文を2回音読
  • 設問は時間があったら解く(答え合わせは後でも良い)

学習素材を考える

学習スタイルが決まったので、これに合う教材を探してみます。書店に行って「易しそう」で「薄い」本をできるだけ多く見てきました。

オススメ順に紹介します

10分間復習ドリル (受験研究社)
難易度★☆☆

安定の老舗「受験研究社」から。とにかくコンパクトな本で「これならできる」という気にさせてくれるのでは?一つの問題文が短い(A5一枚分で字も大きい)ので、特に国語が苦手な生徒さんが短時間で学習するのには良いです。今回のテーマ的には一番のオススメ

中学トレーニングノート (受験研究社)
難易度★★☆

上の「復習ドリル」と同じ出版社ですが、こちらは普通の大きさ(A4)で問題文も①よりは少し長いので国語がそれほど苦手ではない生徒さんが短時間でサクッと学習するのにオススメです。

ホントにわかる 国語文章読解(新興出版社)
難易度★☆☆

カラフルなビジュアルで読解技法を解説しています。問題も短いので解きやすいでしょう。
国語が苦手で「白黒の味気ない問題集はイヤ!」という生徒さんにオススメです。

番外編

「うすくて易しい」問題集ではありませんが、参考までに紹介

とにかく基礎(数研出版)

「チャート式」で有名な数研出版の本。「基礎」という文字を見てチェックしましたが、実は本格派でした。かなり短めの基本問題から、短い標準問題、そこそこの長さのステップアップ問題と3段階なので、学習頻度や学習時間を多くとって国語の学習をガッツリやりたい場合にオススメです。

3ステップ標準問題集(受験研究社)

定番の問題集です。「薄くて易しい」本ではないのでチェックしませんでしたが、上の「とにかく基礎」と同じ用途に使えますね。

あとがき

最後までお読みいただきありがとうございました。この記事があなたの役に立てたなら嬉しいです♪

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