説明文が苦手…」という中学受験生の方へ
説明文の読解公式で書いたとおり、説明文読解の第一歩は「重要な抽象的記述」と「付属的な具体的記述」を区別することです。
この「抽象/具体」の感覚を身につけながら、記述問題への対策もしてしまう学習法を東大卒講師歴20年の図解講師「そうちゃ」が紹介します。
その名も「水増し作文(旧:抽象具体作文)」!
抽象的な名詞を具体的な形容詞句・節が修飾する形を作るトレーニング。
抽象・具体を理解しながら、記述で字数を増やすコツを学ぶ。
記事を真似して作文トレーニングをつめば、説明文や記述問題への苦手意識が大幅に減少していくでしょう!
目次(クリックでジャンプ)
具体と抽象
ある程度の長さの文を見ると短く端的な抽象表現(重要)と長く詳細な具体表現(抽象を補強)からなっている。
文の長さをコントロールするのは具体表現の長さをコントロールすることに等しい。
記述が全く書けない(長くできない)という生徒には名詞を修飾する具体表現を作るのが「抽象具体作文」のトレーニングです。
作文のやり方
(例)「犬」に具体表現を2種類以上付け加えていく。対比にできるとなお良い
犬→おとなしい犬、凶暴な犬
犬→生まれた時から人に可愛がられて育ったのでおとなしい犬、ずっと野生で敵と戦い喰らって生き抜いてきた凶暴な犬