「説明文が苦手」読み方が分からない!」頭の中がごちゃごちゃしちゃう!」という方へ。それはあなたの責任ではありません。
なぜなら学校では説明文の「読み方」を教えないからです。
でも、この記事を見つけたあなたはラッキーですよ!東大卒講師歴20年の図解講師「そうちゃ」が「説明文の読解の公式」をお伝えします。
この記事を読めば説明文を正しく読むための方法は完全に分かりますよ!(後は実践あるのみ!)
目次(クリックでジャンプ)
説明文で読み取るべき事
こんにちは!「そうちゃ」@zky_tutor(プロフィール)です。
説明的文章とは何か(説明文と論説文)
まず説明的文章とは何かといいますと、あるテーマ(Q)に対する筆者の意見(A)が書いてある文章です。
筆者の意見は世の中で良く言われている常識(B)とは異なるのが普通なので「B↔A」という対比(対立)構造を作ります。
説明文と論説文の違い
よく話題になる「説明文と論説文は何が違うのか?」については、対比(対立)構造の様子で区別しておきます。
- 対比(対立)構造が明らか→「論説文」
- 〃 明らかでない(隠れている)→「説明文」
対立がある論説文は討論会(右)
詳しくは「説明文と論説文の違いは?意見の有無ではありません!」を見て下さい。
説明的文章の構造
この対比(対立)以外にも、筆者が自分の意見(A)を述べるために2つの事柄・グループ(aとb)を対比しながら説明することがよくあります。
このa↔b対比は先程のA↔B対比(対立)よりもレベルが一つ下の「小さな」対比です。
以上をまとめると、「Q→B↔A,a↔b」が説明的文章の構造です。
例:「流言蜚語」(寺田寅彦)
寺田寅彦大先生の「流言蜚語」( )を要約・図解しました。 aozora.gr.jp/cards/000042/f
Q(問題提起テーマ)に対して示される常識通説B(悪い噂を発する人が悪い)に対して筆者の意見A(噂を広める市民も悪い)が主張されています。
また筆者の主張内部ではa(正しい判断ができる市民)とb(正しい判断ができない市民)が対比されています。
全体として「Q→B⇔A,a⇔b」の構造になっているのが分かります。
説明的文章の読解=構造の読み取り
そして、この「QBAab」の構造を読み取る事こそ説明文の読解です。
つまり、説明文では「読み取るべきこと」=「重要なこと」=「構造を作る要素QBAab」です。
構造を作る3つの要素
上で書いたように、説明的文章では「QBAab」の構造を読み取ります。そして「QBAab」構造を分解すると次の3つに別れます。
❶Q(問題提起)→A(筆者の主張)の対応
❷A(筆者の主張)↔B(反対意見)の対立
❸a(正,良,原則)↔b(誤,悪,例外)の対比
したがって「説明的文章の読解」とはこの3つ(Q→A、B⇔A、a⇔b)を読み取ることになります。
この3つの要素を簡単に説明します。
Q→A(キューエー)
文のテーマ(問題提起)(Q)とそれに対する筆者の主張(A)です。
Qは疑問文の形が多く、Aは「しなければならない」「重要である」というような表現が付くことが多いです。
詳しくは「QA(問題提起と主張)」で後述します
A↔B(ラージエービー)
筆者の主張(A)と反対意見(B)の対立構造で、「大きな対比」です。
B(反対意見)は普通の意見(常識・通説)であることが多いです。
論説文ではこの対立構造がハッキリ分かるのに対し、説明文では目立たないか無いことさえあります
(例:電気製品の説明書)。
詳しくは「BA(対立=大きな対比)」で後述します。
a↔b(スモールエービー)
説明を分かりやすくするために用いられる筆者の意見の中の対比で「小さな対比」です。
ここでは、aを正しい方・良い方・主役・原則で、bが間違った方・悪い方・脇役・例外、としておきます。
論説文ではA↔Bの大きな対比が中心になり、a↔bの小さな対比が目立たないことがあります。
詳しくは「ab(小さな対比)」で後述します。
3つの要素と構造図
もう一度説明文の構造を示します。3つの要素(QBAab)が二重の対比構造を作っているのが分かります。
二重の対比構造が出来る。
小まとめテスト
●説明文の読解とは(文の構造)を読み取ること
●説明文の構造は「QBAab」
「問題提起(Q)→反対意見(B)↔筆者の意見(A)a↔b」
●説明文で読み取るのは
(➀QAの対応)( ➁BAの対立)( ③abの対比)
の3つ
次に、これら3つを読み取るための前提になる技術(具体/抽象、接続語)を見ていきます。
前提技術①具体と抽象
宝探しゲーム?!
上で述べたように、読解=「『構造を作る要素』を読み取る事」ですが、文章には「構造を作る要素」以外にも大量の語句や文が混じっています。
*ここが算数と比べて国語が難しい理由です。算数の問題文には不要な情報は1つも入っていません。
したがって国語の読解では「宝探しゲーム」のように、大量の語句や文の中から「重要な部分」=「説明文の構造を作る要素」=「QBAab」を選び出さないといけません。
そして、説明的文章で重要な部分=構造を作る要素の特徴は「抽象的」であることです。
長々とした具体例「私は毎日の食事に豚肉や牛肉をたっぷり入れるだけでなくキャベツやレタス・ナス・ニンジンなどもを加えているので、100歳になった今でも毎朝6時に起きてランニングした後夕方まで仕事をして夜は仲間と飲んでカラオケをしています。」よりも、短く抽象的な主張「健康には肉だけでなく野菜が必要」が重要なのは何となく感じてもらえますね?
まとめると、説明的文章の読解=抽象的な部分(QBAab構造を作る要素)を抜き出すこと になります。
ですので、説明的文章の読解の第一歩として「具体/抽象度を読み取る」目を持つことが必要になってきます。
参考記事「読解力とは内容を理解することでは無い!」
具体/抽象とは?
説明文の文や表現には「抽象的なもの」と「具体的なもの」があります(「具体例」という言葉は聞いたことがある人が多いでしょう)。
この抽象/具体性はその表現・文だけで(絶対的に)決まるわけでなく、周りの表現との比較で(相対的に)判断します。
よく行うのは段落内で「どの文が一番抽象的だろうか?」という判断です。
では、実際の表現で抽象と具体の違いを見ていきましょう。
抽象的な文や表現は端的で短く、具体的な文や表現は詳細で長いと考えればほぼOKです。
抽象と具体はセットで使われます。そして抽象と具体のセットは、主に2種類あります。
セット❶一文の中の抽象/具体表現
大宮駅京浜東北線ホームにある立ち食いそば屋のラーメン
上の文は端的で抽象的な単語「ラーメン」と、それを修飾する具体的な表現「大宮駅京浜東北線ホームにある立ち食いそば屋の」で構成されています。
セット❷文章全体の中の抽象/具体的な文
私はラーメン中毒。この一週間は朝食も昼食も夕食も夜食もラーメンしか食べていません。
上の二つの文は短く抽象的な主張の文と、長く具体的な例の文のセットになっています。
では、このセットになっている抽象/具体のうち大切なのはどちらでしょうか?
説明文の構造を作る要素「QBAab」はすべて抽象的です。したがって説明文では抽象的な表現が重要になります。
ですから、文章を読むときは抽象的な部分に注目して読むのが大切です。
具体と抽象の関係
では「重要でない」具体表現にはどういう役割があるのでしょうか?
それは抽象的な表現や文を修飾したり(詳しく表現する)、補強したり(理解しやすく説得力を持たせる)する役割です。
❶修飾関係
(例)大宮駅京浜東北線ホームにある立ち食いそば屋のラーメン
長く具体的な表現が短く抽象的な表現を修飾しています。
ですので、具体表現を見たら修飾している抽象表現を考えるのが大切です。実際、低学年や中学年では「傍線部の表現はどの単語を修飾していますか?」という問題にもなっています。
❷補強関係
(例)ラーメン命。この一週間は朝昼晩と合計25回の食事でラーメンしか食べていません。
長い具体例の文が短い短い主張の文を補強しています。
ですから、具体例(文)を見たら、補強している主張の内容を考えるのが大切です。
これができるようになると具体例の部分はリラックスして読み飛ばすことが出来るので、理解度と読むスピードがアップします。
「具体化」問題
この対応が分かるようになれば「傍線部はどういうことを述べているか?」「傍線部は具体的にどういうことか?」のような抽象→具体を答えさせる問題に答えるのもやさしくなるでしょう。
具体/抽象の感覚を養う
トレーニング①(抽象・具体作文)
抽象的な名詞を具体的な形容詞句・節が修飾する形を作るトレーニング。
抽象・具体を理解しながら、記述で字数を増やすコツを学ぶ。
犬→おとなしい犬→→生まれた時から人に可愛がられて育ったのでおとなしい犬
犬→凶暴な犬→ずっと野生で敵と戦い喰らって生き抜いてきた凶暴な犬
→詳しくは「抽象具体作文トレーニング」を見て下さい。
トレーニング②(主張と具体例)
主張から具体例を、具体例から主張を作るゲーム
(例)主張:私はラーメンが大好きだ。→具体例:今日で100日連続でラーメンしか食べてない
(例)具体例:毎朝4時に早起きしていたAさんは若くして亡くなってしまった→主張:早起きは必ずしも健康に良くない
小まとめ
- 抽象的な文と具体的な文がある
- 抽象~短く端的な表現=構造の要素(大事)
- 具体~長く詳細な表現=抽象を修飾・補強
- 具体例を見たら…
→何を補強しているのか考えるのが大事 - ↓
- 記号で囲んで目立つようにしておく!
次の章は読み取りの前提技術その2「接続語です」
前提技術②接続語
接続語の役割
接続語は❶前後の文章の論理的関係を示す、と言われます。その通りなのですが、接続語の役割は実はそれだけではありません。
接続後には❷前後の文の相対的な重要性を示すというもっと大切な役割があります。例えば「しかし」の前後では後ろの文が重要というのを示します。
❷を意識すれば、読解のエネルギーを最小限度に抑えて速読できます。(極端な例は「しかし・ところが」「つまり・すなわち」の後だけを読むなど)。
種類
順接(したがって)
「X。従ってY。」似たものに「だから」「すると」「そこで」「そのため」「それゆえ」
YがXの論理的な帰結、Xが原因・理由でYが結果であることをしめす。
後ろ(Y)の方が重要。
逆接「しかし」
「X。しかしY。」似たものに「ところが」「だが」「でも」
YがXの論理的な帰結と逆、当然の結果でないことをしめす。
後ろの文Yが重要。
逆接の接続語には読みながら必ず印をつける(この後ろに宝があるよという目印になる)
譲歩→逆説の組み合わせ
Xの前に譲歩の接続詞をおいた形。「確かにX。しかしY」「もちろんX。だがY」「It is true ~.But~.」「To be sure,~.However,~.」など
この形はXの範囲つまり相対的に重要でない範囲を予め教えてくれるので、読む方からすると非常にありがたい。
譲歩の接続詞を見たら、逆接の接続詞が出てくるまではテキトーに流し読みをする。急いでいる時は逆接の接続詞を探して一気に飛ばし読みをする。
対比「一方」
「X。一方、Y。」似た意味の接続語は「しかし」「一方」「それに対して」「それに反して」「反対に」「対照的に」「というよりむしろ」など
YがXと反対の関係にあることを示し
後ろの文Yがより重要。
対比の接続語には読みながら必ず印をつける。
逆接の接続詞は対比の意味になることも多い(論理関係がない場合)
「今日は雨が降っている。先週の土曜日も雨が降っていて一日家でゲームをしていた。でも今日は友達と遊びにでかける。」これは逆接では無くて対比(どちらでも良いですけどね…)
理由(なぜなら、というのも)
順接と反対に、Xが結果でYが原因であることを示す。
(文章の構造として重要なのはXだが)筆者はYに注目させたがっている。
例示(たとえば)
「X。例えばY。」Yが抽象的なXの具体例で有ることを示す。
前の文Xが重要。
Xが理解できているならYは読まなくても平気な事が多い。一方、Xが理解できない場合はYがヒントになるので丁寧に読む。
並立(また)
X。またY。XとYが同じ重要性であることをしめす。
添加(さらに)
XにYを付け足す意味。筆者は後のYに注目させたがっていることが多い。
転換(ところで・さて)
話題を変えるはたらき。XとYの重要性は変わらないが、テーマが変わるので線で区切り目を入れると良い。
説明・言い換え(つまり・すなわち・要するに)
長く具体的なXを短く抽象的なYにまとめる働き。
後のYが凄く大事。
説明・言い換えの接続語には必ず印をつける。(この後ろに凄い宝があるよという目印)
読解中の作業
特に重要な接続詞は「逆接・対比」「説明・言い換え」なので、これらの接続詞には読みながら必ず印をつけていく。
→解答技法内の「設問を解く前にする作業」を見て下さい。
小まとめ
●働き
・前後の文の関係を示す
・前後の文の重要度を示す
●特に重要なもの
逆接・対比の接続語
言い換え・まとめの接続語
→記号で囲って目立つようにする
以上で、説明文の構造を読み取る基礎技術が終了しました。
ここでちょっとコマーシャルです。保護者ご自身で教えるのが難しい(反抗期で言うことを聞かない)なら、プロに頼むのもアリでは?
[adsSetJa02]次の章からは、読み取るべきこと=3つの「説明文の構造の要素」を順に見ていきます。
読み取るべきこと①
QA(問題提起と主張)
❶QA(問題提起と筆者の主張)
➁AB(筆者の主張と反対意見の対立)
③ab(筆者の意見内の対比)
読み取るべきこと①つまり一番読み取るべきことはQA(問題提起と筆者の主張)です。
例えば「40歳を過ぎたら無理な運動は良くない」という文章なら、Q=問題提起(テーマ)=40才以上の人間に向いた運動、A=主張=激しい運動は避けるべき になります。
問題提起(Q)
問題提起はテーマを示し、疑問文の形「~ではないか?」をしていることが多いです。
問題提起が明示されていない場合は、文章のジャンル・内容、主張(A)や反対意見(B)から推測できます。
(例)「朝は脂っこい食事をたっぷり摂るべきだ(A)」→「朝はどんな食事をするべきか(Q)」と推測できますね。
主張(A)の発見
作者の主張=言いたい事(A)は文章の中心内容です。どうやって読み取れば良いでしょうか。
国語が得意な人は「大事な(だと思う)ところ」に線を引いて読めますが、国語が苦手な人はどこが大事かがわかりません(だから「要約」は国語力チェックには使えても、国語力養成には使いづらいです)。
また国語が得意な人でも専門的な文章で理解が難しい場合があります(小学3年生に相対性理論の論文は分かりません)。
したがって「筆者の主張かどうか」=「大事なところか」を判断するには実質(内容)ではなく、まずは形式(言葉)に注目しないといけません。
主張を示す表現・言葉の例(形式的判断)
内容が分からなくても出来る形式的な判断の例は文末表現です。下に記すような表現は主張の可能性が高いので、線をひいておきましょう。
●「~しなければならない(~してはならない)」「~すべき(~すべきではない)」
●「~が必要」「~が重要」「~が大切」「~が大事」
●「~ではないか?」も主張を示すことがある
さらに補助的な判断として以下が挙げられます。
●抽象的な表現は重要
●逆接やまとめの接続詞の後は重要
●何度も出てくる言葉は重要
筆者の主張はこれらの近くにあることが多いです。
実質的判断
国語力がある人や、国語力がそれほどない人でも馴染みのある文章を読む場合には、知識や論理的な関係から「ここが重要だな」という実質的な判断が可能な事があります。(読書の経験や教養(理社の知識)が大切な理由はコレ)
一言で言えば、問題提起(Q)に対応する抽象的な表現・文が筆者の主張(A)です。たいていは上に挙げたような表現になっていますが、前後をしっかり読んで筆者の意見なのか確認しましょう。
(Aではない場合)
「~すべきという意見もあるが…」→反対意見(B)の内容を紹介している。
「私は~が重要とは思わない」→反対意見(B)を否定
主張の利用
主張を示す言葉を含む文は「記述の材料」に出来ることが多いです。つまり記述の材料集めの際には線を引いてあるところを探せば良くなります。
→「解答技法」内「記述の手順」の「まず材料を集める」を見て下さい。
主張(A)の繰り返し
日常会話でも大事なことは何度も言いますね。説明文でも主張(A)は繰り返されます。
●同じ言葉で→キーワード
●似た言葉で→言い換え表現
キーワード
筆者の主張が同じ言葉で繰り返されると「キーワード」になる。
しかし、反対意見(B)や対比の一方(b)も繰り返されて「反対のキーワード(ダメワード)(マイナスワード)」になることがあります。
つまり、キーワードは文章全体のQ→B⇔Aa⇔b構造を反映します。
ピンクのKWだけが筆者の主張になる
したがって、繰り返し出てくる言葉はそれが筆者の主張(A)か反対意見(B)か、良い項目・例(a)か悪い項目・例(b)なのかを判断してA↔Bかa↔bの対比にグループ分けしないと、特に対比が二重になっている場合に混乱してしまうことがあります。
言い換え表現
筆者の主張が違う言葉で繰り返されると「言い換え表現」になる。短い表現から長い表現まで抽象/具体度に幅がある。
上で書いたように文章全体の構造を反映して、言い換え表現も二重の対比構造を作るので、読みながら余白に「棚」を作ってグループ分けして整理していくと良い。
整理の結果、同じグループに属するキーワードと言い換え表現は「同じ意味の言葉を抜き出す」問題としてよく出題される。また、要約や記述の材料として使えることも多い。
小まとめ
- 問題提起~疑問形でテーマを示す
- 主張の発見
- 形式的な判断基準
①文末表現「すべき」「大切」等
②逆接・まとめの接続詞の後
③繰り返される言葉
④段落内で一番抽象的な文 - 実質的な判断基準
①問題提起(Q)に対する答え
②全体の構造を考える
- 形式的な判断基準
- 主張の繰り返し
- 同じ言葉で→「キーワード」
- 違う言葉で→「言い換え表現」
- 主張の利用
- 抜き出し問題「同じ意味の言葉」の答え
- 記述の材料として収集しておく
次の章は、読み取ることの二番目「BA(大きな対比)」です。
読み取るべきこと②
BA(意見対立=大きな対比)
➀QA(問題提起と筆者の主張)
❷BA(筆者の主張と反対意見の対立)
③ab(筆者の意見内の対比)
「説明文で読み取ること」その2は、筆者の主張(A)と反対意見(B)の対立構造です。「議論の軸」とか「議論の焦点」と言われます。
例えば討論会で「飲食店を全面禁煙にすべきか」という問題提起(Q)に対して「全面禁煙にすべき(B)」「そこまでする必要は無い(A)」という2人が議論している時に、手を挙げて「タバコは熊本産より宮崎産の方がいいねえ」なんて意見を言ったら「議論の軸をずらすな!」「ピントがずれた意見を言うな!」と怒られますねw
Bはフツーの意見
説明文で圧倒的に多いのが、B=反対意見は普通の意見(常識,通説)でA=筆者の意見が特殊な意見(異説,小数説) という組み合わせです。
A=筆者の意見が特殊な意見である理由は、自分がお金を出して本を買うことを想像すれば分かります。
今まで聞いたことの無い(それでいて説得力がある)新しい意見知見を聞けるのが役に立つ・知的好奇心が満たされるからお金を出して本を買うのではないでしょうか。(わざわざお金を払ってまで、毎日耳にしている意見を読みたいと思いませんよね?)
この独自性・特殊性をハッキリさせるためにはにフツーの意見を思い出してもらう(知ってもらう)のが効果的なので、B=反対意見は普通の意見(常識,通説,多数説)になっていることが圧倒的に多いのです
Q→B→Aの順
そして、読む人にA=筆者の主張を印象づけるにはQ=問題提起,B=反対意見(常識),Aをどのように並べると良いでしょうか。2通り試してみます
Q「~と言えば」A「…が良いですよ!」B「普通は…と思うでしょうけど」
Q「~と言えば」B「…と思うでしょ」A「でも実は…の方が良いですよ!」
Q→A→Bの順よりもQ→B→Aの方が効果的なのが分かりますね
というわけで、説明的文章の基本構造はQ→B→Aという形になるのです。
Bを推測
このB↔Aの対立構造は論説文では顕著ですが、説明文ではBが目立たないか無いことがあります。その場合、電気製品の説明書のように項目について淡々と説明がされることになります。
Bが省略されている場合はQから自分で推測しないといけません。推測できないと「議論の軸」が理解できない。(詳しくは、鎌倉幕府と室町幕府を例に「家庭で上げる国語力(7)QBAの構造」に書いています。)
従って日頃から読書や問題演習を通じて様々なテーマに関する通説(B)を知っておく必要があります。
筆者の意見Aの語句が抽象的・専門的でよく理解できなくても、QBが分かれば議論の軸(対立)から類推して内容がボンヤリとは分かることが多いです。
(例)
詳しくは「家庭で上げる国語力(7)QBAの構造」を見て下さい。
QBA構造の例
例(2020SN1)
Q歴史をどのようにとらえるか?
B「過去の、もう終わったこと」と優雅にとらえる(小林秀雄他)
A「現在進行形で続いていること」と猛々しくとらえる(大岡昇平)
例(2020SN2)
Q歴史とはどういう存在か
B人間社会に唯一の指向性・一貫性のある歴史しか存在しなかった
A村それぞれの多様な価値観に基づき多様な方向に進む歴史が存在した
例(2019NG3)
Q時代に合わない古い文化をどうする?
B古い文化は捨てて新しい文化に変えるべき
A古い文化も残しつつ新しい文化を育てるべき
例(2019NG2)
Q住宅の照明の明るさはどれくらいが良い?
B明るければ明るいほど良い
A明るさだけでなく優しさ美しさが必要
例(2019NG1)
Q科学技術の進歩のスピードはどのくらいが良い?
B速ければ速い方が良い。どんどん進めよう。
A急ぎすぎるのは危険。一定の歯止めが必要。
例(2010KBYS1)~not B but A
Q学校の勉強にどう取り組むべきか?
Bまじめに一生懸命やるべき(常識)
A学校の勉強なんて適当でよい
例(2010KBYS2)
Q自然環境をどう扱うか
B自然は大切に保護すべき(常識)
A自然は放置しておいて構わない。
例(2013WD)~not A but B
Q感情をどう処理すべきか
Bストレスにならないよう外に発散すべき。
Aエネルギーにするため内に秘めておくべき。
例(2014NKAY)
Q夏に食べるものといえば?
B冷たいアイス・かき氷
A汗をかく激辛カレー・鬼辛ラーメン
例1(2015FJSW)~not A but B
Q南国出身の動物を日本の動物園で冬にどう扱えばよいか
B温かい部屋の中に入れてあげる
A外に出して日光浴させる(実際その方が健康になった)
他のよくある例
Q昔の●●と今の●●はどちらが良いか?
B今の方が良い(常識)
A昔の方が優れたところもあった
BA感覚を養成する
トレーニング(QBA作文)
上のような例を参考にして、よくあるテーマ(Q)について、よくある意見・常識(B)とそれと対比になるような意見(A)を書くトレーニングです。
読解練習と並行してこのトレーニングを重ねると、文章の初めの方を読んだだけで残りの内容は予想できるようになってきます。
QBA作文については連載記事内の「QBA作文をやってみよう」を、実際のトレーニングについては「QBA作文トレーニング」を見て下さい。
小まとめ
- QBAの「議論の軸」を理解するのが大切
- BとAの役割
- B(反対意見)はよくある意見(常識/定説/多数説)
- A(筆者の意見)は珍しい意見(新説/異説/小数説
- 様々なテーマ(Q)に関する常識(B)を知っておくのが大切
次は、読み取ることの三番目「ab(小さな対比)」です。
読み取るべきこと③
ab(小さな対比)
➀QA(問題提起と筆者の主張)
②AB(筆者の主張と反対意見の対立)
❸ab(筆者の意見内の対比)
説明文で読み取ること3つのうち2つが対比(対立)です。つまり説明文の読み取りの半分以上は対比をつかむことです。
なぜ対比を使うかというと、説明しやすい(理解しやすい)からです。
なぜ説明しやすいかというと、似ているけど違うものを並べることで違い(特徴)が際立つからです。
対比の種類
説明的文章の対比には大きさというか「レベル」があります。
一番大きな対比は、QBAのA⇔B、筆者の意見(A)と反対意見(B)との対比(対立)です。その下に筆者の意見(A)の中での、説明のための対比があります(a⇔b)。
大小の対比がある。
反対意見(B)の中にも対比があったり、筆者の意見(A)の中に2種類の対比があったり、対比の中にさらに小さな対比があったり…等いろんなレベルの対比の可能性がありますが、最低でも2レベルの対比が出てくると思って読みましょう。
私の授業では、意見の対比(対立)を「大きな対比」意見の中の対比を「小さな対比」と呼んでいます。
読解作業中に大切なのは、キーワードや言い換え表現に線を引いて整理する時に、それがどのレベルの対比か(対比の相手は何か)を考えることです。
対比の軸
どの観点(視点)から比べるかを「対比の軸」と言います。
例えば、お金持ちと貧乏人という対比は「経済力(豊かさ)」という観点から比べているので、対比の軸は「人の属性」になります。
こういう対比の軸をたくさん知っておくと文章の理解が早くなり、内容を予測できることもあるので読解が楽になります。
時間軸
「今⇔昔」
「前近代(日本では江戸以前)⇔近代(明治から戦前)」
「近代⇔現代(戦後)」
空間軸(場所)
「日本(又はアジア・東洋)⇔外国(主に欧米・西洋)」
「田舎⇔都会」
「北国⇔南国」
「内陸(山)⇔海洋(海)」
「関東⇔関西」
人の属性(年齢,性別,職業など)
「大人(目上)⇔子供(目下)」
「若者⇔老人」
「男性⇔女性」
「金持ち(権力者・著名人)⇔貧乏人(庶民・無名人)」
「先生⇔生徒」
物の形状
「大きい●●⇔小さい●●」
「細い○○⇔太い○○」
「軽い◎◎⇔重い◎◎」
「広い⦿⦿⇔狭い⦿⦿」
その他の対比の軸
「原則(普通・一般)⇔例外(特別・特殊)」
「実質⇔形式」
「理想(願望・予想)⇔現実(実際・結果)」
漢字の知識としての対義語を多く知っていれば予想が的確になります。
対比のトレーニング
小さな対比をトレーニングするのが「対比作文(対比表)」です。国語の勉強であるのと同時に、理科・社会の暗記効率を大幅にアップすることができます。
対比作文について詳しく知りたい場合は連載記事内の「対比作文で読解力を強化」を、実際のトレーニングをしてみたい人は「楽しく低学年から始める!対比作文のトレーニング」を見て下さい。
小まとめ
- 対比の利点~違いが際立って説明理解しやすい
- 対比にはレベルがある
- 大きな対比(A↔Bの意見対立)
- 小さな対比(Aの中のa↔b対比)
- 様々な「対比の軸」を知っておく
以上で三つの「説明文の構造の要素」が終了です。最後に実際の文章での読解の作業を見ていきましょう。
段落と流れ
今まで学習した読解の公式を使って、実際の文章を読み取っていきます。文章は段落からできているので、読解作業も段落ごとに行っていきます。
要点をつかむ
一つの段落には、大事な事(要点)が一つはあります。(例外は「例えば」で始まるような具体例の段落)
そして説明文での段落の「要点」は説明文で読み取るべき事=説明文の構造の要素(QBAab)です。
❶Q(問題提起)→A(筆者の主張)の対応
❷A(筆者の主張)↔B(反対意見)の対比
❸a(正,良,原則)↔b(誤,悪,例外)の対比
従って、一つの段落を読んだら、必ず段落の要点とその構造での役割を頭の中で確認してから次に行くようにします。「この段落の要点は~で、これはBだな」という具合です。
QBAabなどの構造要素の特徴は以下の通りです。
➀抽象的➁繰り返される③逆接対比まとめの接続語の後にある
関連記事「説明文で線を引く箇所」で書いたのとほぼ同じです。
❶段落内で一番抽象的な箇所
❷接続語(特に逆接とまとめ)
❸繰り返し使われる言葉(キーワード)
④主張であることの直接的表現
つまり、正しく線を引きながら読んでいれば、要点には線が引いてあるはずです。
線を引く時は、細切れブツ切れで良いので、とにかく少なく短く線を引くこと。
線が数箇所に引いてあってある場合、一番重要なものを決めます。
だいたいの場合、段落の中で一番抽象的な表現が「要点」ですが、文の構造QBAabを考えながら判断します。
それでも判断できなかったら次の段落にいきます。
「流れ」をつかむ
次の段落を読んだら、その段落の要点を頭の中で確認するのは当然ですが、さらにやることがあります。
それは、今までに読んだ全部の!段落の要点をつなげてまとめることです。これが「流れ」です。この「流れ」を考えることで二つの利点があります。
利点①現段落の要点把握
今読んだ段落だけでなく、それまでの「流れ」を合わせて考えることで、段落の要点をきちんとつかめたかが分かる。
例えば三つ目の段落を読んで線が引いてある何箇所かのうちで「日本の朝は美しい」が要点だと思ったとします。
ここで、第一段落の要点が「早起きは良いと言われる(B)」で第二段落の要点が「本当か?(Q)」だったとすると、ここまでの流れは「❶早起きは良いと言われる(B)→❷本当か?(Q)」です。この次に「❸日本の朝は美しい」が来ると流れが少しおかしいですね。これで要点を読み取れていないのでは?と分かります。
そこでもう一回段落の中で線を引いた箇所を見渡して❶❷の続きとしてつながりやすいものを探せば良いのです。例えば「早起きには利点がある(B)」を要点と考えれば「❶早起きは良いと言われる(B)→❷本当か?(Q)→❸確かに早起きには利点がある(B)」と先程よりは自然な流れができているので、正しく要点をつかめたと安心して、次の段落に進めます。
利点②前段落の要点把握
もし今の第三段落の要点が「日本の朝は美しい」「早起きには利点がある」のどちらか良く分からないので、次の第四段落に行き「『早起きの利点』は怪しい」に線が引けて要点がつかめたとします。
初めからの要点を並べて流れを作るとこうなります。❶早起きは良いと言われる(B)→❷本当か?(Q)→❸???→❹『早起きの利点』は怪しい
流れを自然にするには「日本の朝は美しい」「早起きには利点がある」のうち後者を❸に入れるほうが良いと分かます。
❶早起きは良いと言われる(B)→❷本当か?(Q)→❸早起きには利点がある(Bの理由)→❹『早起きの利点』は怪しい(Aからの反論)
完成した流れを見ると、❹からAの反論が始まるという構造もつかめます。
このように「流れ」を意識することで「構造」も把握できて、文章を分析的に理解することができるようになります。
流れの感覚を鍛えるトレーニング
中学受験 高校受験 大学受験
国語読解を得意にしたい人へ説明文が苦手な生徒に授業で用いる方法
段落を黙読させた後、問題用紙を伏せて「何が書いてあった?」と質問
言えなかったら10秒だけ見るのを許し、また伏せて質問
うまくまとめられないならヘルプ要点がまとまったら、暗唱させる
— そうちゃ@受験図解講師for中学受験2024/2025/2026年組 (@zky_tutor) June 26, 2021
詳しくは「説明文の流れをとらえるトレーニング」を見て下さい。
小まとめ
- 段落には最低一つの「要点」がある。
- 要点=構造を作る要素=QBAab
- 構造的要素の特徴(形式的判断)
①抽象的
②逆接・まとめの接続詞の後に来る
③繰り返される
- 段落を読んだら「要点」を頭の中で反復する
- 二番目以降の段落を読んだら、
それまでの段落の「要点」を
全て思い出してつなげる。
- 要点をつなげたもの=「流れ」
- 要点を把握する時にも「流れ」を使う
総まとめと確認テスト
総まとめ
まず要点を総まとめしたものを何度も音読して頭に叩き込んで下さい。
説明文で読み取ること
- 説明文の読解=文の構造を読み取ること
- 説明文の構造は「QBAab」「問題提起(Q)→反対意見(B)↔筆者の意見(A)a↔b」
- 説明文で読み取るのは➀QAの対応 ➁BAの対立 ③abの対比の3つ
具体と抽象
- 短く端的な抽象的な文と長く詳細な具体的な文がある
- 大事なのは抽象(構造の要素だから)
- もう一方の具体は抽象を修飾・補強
- 具体例を見たら何を補強しているのか考える
読解と接続語
- 役割①前後の文の関係を示すこと
- 役割②前後の文のどちらが重要か示すこと。
- 特に重要なのは逆接・対比・まとめの接続語
問題提起と主張
- 問題提起=疑問形で文のテーマを示す
- 主張を見つける形式的な基準
(内容に関係なく分かること)
①文末表現「すべき」等
②逆接・まとめの接続詞の後
③繰り返される言葉
④段落内で一番抽象的な文 - 主張を見つける実質的な基準
①問題提起(Q)に対する答えになっている
②全体の構造を考える - 主張は繰り返される。同じ言葉で繰り返されるとキーワードになり、違う言葉で繰り返されると言いかえ表現になる。
- 主張は同じ意味の語句を抜き出す問題や記述の材料として利用できる。
BA(意見対立)(大きな対比)
- QBAが作る議論の軸をつかむ
- B(反対意見)はよくある意見(常識/定説/多数説)でA(筆者の意見)は珍しい意見(新説/異説/小数説)であることが多い。
- 色んなテーマ(Q)に対する常識(B)を知っておく
ab(小さな対比)
- 対比を使うと違いが分かって説明理解がしやすい
- 対比には大きな対比・小さな対比というように異なるレベルがある
- 今↔昔、日本↔外国というような「対比の軸」を知っておくと良い
段落と流れ
- 段落には最低一つ要点がある。それは説明文の構造を作る要素つまりQBAabであり
- 文の構造を作る要素の特徴は
①抽象的
②逆接・まとめの接続詞の後に来る
③繰り返される - 段落を読んだら「要点」を頭の中で反復する
- 二番目以降の段落を読んだら、それまでの段落の「要点」を全てつなげたもの=「流れ」をつかむ
- 流れは段落の要点をつかむのにも使う
チェックタイプの確認テスト
公式を身につけるには、意識的にこれらの公式を使う必要があるので、公式を「暗記」するために確認テストを作りました。
記事本文は保護者の方(大人)が読むことを想定しているので少し難しい言い回しになってしまったところもありますが、確認テストは小学生が無理なく暗記できる言葉づかいにしてありますので、是非テストしながら暗記して下さい。
では、確認テストをしてみましょう。最初に(わけも分からずに)出されたものと同じです!
今回は全部できないといけませんよ!!
説明文で読み取ること
- 説明文の読解=( 文の構造 )を読み取ること
- 説明文の構造は「 QBAab」( 問題提起(Q))→( 反対意見(B))↔(筆者の意見(A))(筆者の意見内の対比a↔b )
- 説明文で読み取るのは➀(QAの対応 )➁(BAの対立 )③(abの対比)の3つ
具体と抽象
- 短く単純な(抽象)と長く詳しい(具体)がある
- 大事なのは(抽象)(なぜなら構造の要素だから)
- もう一方の(具体)は(抽象)を(修飾・補強)する役目
- 具体例を見たら(何を補強しているのか)考える
読解と接続語
- 役割①前後の文の(関係)を示すこと
- 役割②前後の文の(どちらが重要か)示すこと。
- 特に重要なのは(逆接・対比・まとめ)の接続語
問題提起と主張
- 問題提起=(疑問)形で文の(テーマ)を示す
- 主張を見つける形式的な基準
(内容に関係なく分かること)
①(文末)表現「すべき」等
②(逆接・まとめ)の接続詞の後
③(繰り返される)言葉
④段落内で一番(抽象的)な文 - 主張を見つける実質的な基準
①(問題提起(Q))に対する答えになっている
②全体の(構造)を考える - 主張は(繰り返される)。同じ言葉で(繰り返される)と(キーワード)になり、違う言葉で(繰り返される)と(言いかえ表現)になる。
- 主張は「同じ意味の語句を抜き出す問題」の答えや(記述)の材料として利用できる。
BA(意見対立)(大きな対比)
- QBAが作る(議論の軸)をつかむ
- B(反対意見)は(よくある意見)(常識/多数説)でA(筆者の意見)は(珍しい)意見(新説/小数説)であることが多い。
- 色んなテーマ(Q)に対する(常識)(B)を知っておくのが大事
ab(小さな対比)
- 対比を使うと(違い)が分かって説明と理解がしやすい
- 対比には(大きな)対比・(小さな)対比というように異なるレベルがある
- 今↔(昔)、日本↔(外国)というような「小さな対比の軸」を知っておくと良い
段落と流れ
- 段落には最低一つの「要点」がある。それは説明文の(構造)を作る要素つまり(QBAab)である
- 文の構造を作る要素の特徴は
①(抽象)的
②(逆接・まとめ)の接続詞の後に来る
③(繰り返される) - 段落を読んだら(段落の要点)を(頭の中で反復)する
- 二番目以降の段落を読んだら、それまでの段落の(要点)を全てつなげたもの=「流れ」をつかむ
- (流れ)は段落の(要点)をつかむのにも使う
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