[作成中]中学受験生が6年秋に「酷誤」な場合の学習法

中学受験生で6年秋に国語の成績が悪い、「酷語」の方へ。入試まで時間がありません。これまでとは頭を切り替えて学習しないとに合いませんよ!

どのように切り替えるかというと「枝から幹へ」の学習方針へ転換して、他の科目の足を引っ張らない点数を確保しましょう。

「幹」「枝」と言われてもよく分からないでしょうから、この後で詳しく説明します。

この記事では東大卒講師歴25年の図解講師「そうちゃ」が国語がかなり苦手な方の6年秋以降の学習法を説明します。

あなたの志望校合格の助けになれば幸いです

酷誤…(ドイヒ)とは

爽茶そうちゃ

こんにちは!「そうちゃ」@zky_tutor(プロフィール)です。

はじめに、今回の記事のメイン対象者である「酷誤」についてです

「酷語」は中学受験界隈で国語が苦手」とか「国語の点数が悪かった」ことを指す当て字です。

偏差値で定義

この記事が対象とする「酷誤」は以下の偏差値で定義します

●首都摸試50未満
●四谷・日能研42未満
●サピックス35未満

酷誤=馬鹿じゃないよ!

これらは通常の公立小学校(=公立高校受験の偏差値)だと55~60弱くらいになります。

中学受験をしていない方が酷語という当て字や「35未満」という数字を見ると「馬鹿?」と誤解するかもしれませんが全然馬鹿ではなく、公立中なら半分より余裕で上のレベルになります。

それだけ中学受験はレベルが高いということですね。

どうして「小6秋」なのか

では本題に入ります。

記事冒頭で「小6秋に酷誤の人は学習法を切り替えるべき」と言いました。

なぜ「小6秋」なのか、から説明します

国語学習には時間がかかる

本来、国語の学習は「実力(特に読解力)」をアップさせるものです。

そして国語の「実力」は読解技法・解答技法だけでなく、それを支える知識常識や、それらを習得する学習習慣・経験の総合体です。

「実力を上げる」には読解・解答技法・知識常識など総合的な学習を行って国語という科目の「幹」を太くしないといけないのです。

算数・理科・社会のように一分野だけを重点的に学習して仕上げるのが難しく、実力アップには時間がかかる傾向があります。

国語が苦手でないお子さんの場合は、学習上のヒントや読解・解答の障害を取り除くだけで短期間に伸びることもありますが、「酷語」の生徒さんを伸ばすのにはかなり時間がかかります。

これは学習習慣など日常基本的なところから修正しないといけないからで、(自分の体感では)成績が上がり始めるまでに最低でも半年から10ヶ月!はかかります。

だから、小6受験生の場合は最低でも7月からは、できれば10ヶ月前(春から)指導を開始しないと厳しいです。

入試までは4ヶ月強

これで「9月に酷誤な人は…」と言った理由がわかりましたよね?

そうです。9月になったら学習期間は9,10,11,12の4ヶ月しかないのです。どんな凄腕の家庭教師に外注しても4ヶ月で「実力」をアップするのは難しいです。

酷誤のまま受験して国語が他の科目の足を引っ張って…というおそれが非常に高いのです

以上の理由から、9月に酷誤の場合は「実力アップ」でない学習へ方向転換しないといけないのです

では、何から何へ転換しないといけないのでしょうか

学習方針の転換

 

本来的な王道の学習手順である「幹から枝へ」を棚上げして、「枝から幹へ」へと学習方針を転換するのが良いだろう

「枝から幹へ」というのは、まず小手先で姑息な解答技法の周辺を整備改善して(枝を太くする)、残りの時間で本質的実力をつける学習手順

ここでは「志望校の入試で目標点数をとるために正解すべき設問での正答率を向上させるための技術」に絞った対策を行うことになる

以下、大まかな学習手順を記します

学習手順

①得点計画の作成

挑戦校を除く志望校の過去問(全科目)にあたってみて、合格最低点を確実に上回るために各科目で約何点を得点するか暫定する。これが出発点

4科目合計で合格最低点を10点以上超える得点計画(算75%,国55%,理75%…等)作成

図1:ある生徒さんの得点計画
(国,算,理,社の順に並んでいる)

国語と社会が得意な生徒さんなので
国語と社会で多めに得点する計画を立てている

この時点で「国語では受験者平均に届けばOK」の決断も大いにあり

国語の先生は口にしづらいだろうが、「秋に酷語」の場合、理社の知識を詰め込む余地が多いだろうからなおさら国語よりも理社で点数を上げる方が実現可能性が高い

だから自分が個別塾で国語を担当したら理社の暗記教材の作成やチェックをサービスでするようにしている

得点計画を

②上記死守のため国語で得点すべき問題を絞る(おそらく漢字語句記号)

 

国語は解き直し効果が薄いので古い過去問も演習して「慣れ」を醸成

 

 

志望校合格を

心から祈っています。

焦らず頑張って下さい!

 

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