「国語が苦手…」という中学受験生の方へ。
まずは漢字などの語句をコツコツと反復学習して知識問題を得点できるようにすること、次に、記号選択問題の「正答率」を高めていくことが大切になります。
そのためには正答率を高めるような方法を知って練習することが必要です。
この記事では東大卒講師歴20年の図解講師「そうちゃ」が記号問題の正答率を最大まで上げる方法「二段階の消去法」を解説します。
記事を読んでから、自分の問題集で練習すれば、以前よりも正解することが多くなっていくでしょう!
最初にするのは、各選択肢の「重要(中心)部分」つまり「違い(特徴)」を抜き出すことです。
そして特徴は相対的に決まるので、全選択肢を「ざっと「眺める」必要があります(この時、正誤は考えない)
感情の記述なので、重要なのは端的な喜怒哀怖楽であり
ア.「悲」
イ.「腹…立」
ウ.「悩」です。
— そうちゃ@受験図解講師for2022&2023&2024年受験組 (@zky_tutor) July 23, 2021
オカシな選択肢(イ)を消したら、消去法の第2段階へ
残った選択肢(ア、ウ)は「重要部分」だけでは正誤の判断が難しいのが普通なので、ここで初めて選択肢全文を真剣に読む
この時点で誤りを発見したら(例:ウ「壊された理由」が明らかなど)、誤り部分にXを付けて、残ったものにOを付けて完了となる。
— そうちゃ@受験図解講師for2022&2023&2024年受験組 (@zky_tutor) July 25, 2021
選択肢全文を読んでも正誤の判断がつかない場合は、本文と照らし合わせながら緻密に判断する。
試験中は時間との戦いなので長くても30秒くらいで正誤を判断する。
この時点で判断がつかない難しめの問題を正解する「確率」を高めるのが大切で、
ここで使うのが「穴の大きさ」の考え
(続) pic.twitter.com/KuwhUv9HSj— そうちゃ@受験図解講師for2022&2023&2024年受験組 (@zky_tutor) July 25, 2021
そして
ア.大切にしていた思い出の品を失って悲しんでいる
ウ.大切な品物をなぜ壊されたのか分からず悩んでいる
を比べると、ア「悲しむ」がシンプルで成立しやすいのに比べて、ウ「悩む」は悲しみ・怒りなどが混じって複雑なので成立しにくい=「穴が小さい」ので、ウだけを判断対象とする。
— そうちゃ@受験図解講師for2022&2023&2024年受験組 (@zky_tutor) July 25, 2021
そのような表現があったらウに○をつけて解答とし、
時間内に見つけられなかったら、ウにXを付けてアを解答とする。判断対象を一つに絞ることで極力迷いを減らしているが、
実際の試験ではどうしても迷うので、
迷って決められないなら穴が大きい方(この場合ア)を答えにするのが良いだろう。— そうちゃ@受験図解講師for2022&2023&2024年受験組 (@zky_tutor) July 25, 2021
問題で練習したい人へ
(特徴)①細かいレベル別 ②文章題一問が短い ③記号問題がある(レビュー記事はコチラ)
塾や学校の課題の合間に少しづつすすめることができますよ!