○か☓か?「コロナウィルス感染防止にマスクは効果が無い」

タイトルを見てギョッとした方もいるかもしれませんが、時事問題ではありませんw記号問題で選択肢を選ぶ(切る)時の考え方の話です。

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迷わない人はいない

試験問題は、人間が作ったものである以上、あやふやだったり・間違いがあったりします。

だから、実力不足の受験生だけでなく、トップで合格する受験生でも試験の時は迷うことがあります。

つまり、テストを受ける時は誰でも必ず迷います。しかし、迷っても現場で○・☓をつけなければいけません。

したがって、受験生は「テストで分からない時はどうするか・迷ったらどうするか」も学ぶ必要があります。

よく「分からない問題・迷った問題は後回しにする」という対応を聞きます。これは良い対応だと思いますが、ここでは最終的に回答するときにどうすればよいか考えます。

また「問題をもっとよく読む」という対応もあるでしょうが、ここでは問題は十分に読んだのだが、それでも判断が(時間内には)つかないときを考えます。

ここでタイトルに戻ります。あるテストの記号選択問題で、「コロナ感染防止にマスクは効果がない」という選択肢が○かXか分からない時はどう考えればよいでしょうか?

選択肢の判断基準

当サイトでは、記号問題は「消去法」で解くように指導しています。

消去法はX(バツ)を付けていき残った選択肢を正解とする方法です。

ですから、ここでは「コロナ感染防止にマスクは効果がない」という選択肢がXかどうかを判断する基準を考えます。

判断基準には大切なことが2つあります。

相対的な判断

第一に、選択肢がXかどうかは他の選択肢との比較で決まります。

実際、消去法で選択肢を消していく場合は、残り2つに絞った後「どちらを消すか(Xか)」を迷うことが多いでしょう。

タイトルの例では「コロナ感染防止にマスクは効果がない」という選択肢と他の選択肢のどちらがXかを考えることになります。

「穴」の大きさ

第二に、(問題文本文との関係とは別に)選択肢の表現それ自体に「○のつけやすさ」があります。

タイトルの「コロナ感染防止にマスクは効果がない」という表現に諸手を挙げて賛成する(○をつける)人は少ないのではないでしょうか。

確かに発言者が医師だと聞けば「じゃあ、そうなのかなぁ」と思うかもしれませんが、多くの人は心のどこかに「?」が残ります。

一方、「コロナ感染防止にマスクは余り効果がない」とか「コロナ感染防止にマスクは期待されるほどの効果がない」という表現だったらどうでしょうか?

これらの表現に対しては納得する(○をつける)人が増えるのではないでしょうか

さらに「コロナ感染防止にマスクは完璧な効果があるわけではない」ならば大部分の人は異論を唱えない(○をつける)でしょう。

ここまで出てきた表現をもう一度並べてみます。

「コロナ感染防止にマスクは効果がない」
「コロナ感染防止にマスクは余り効果がない」
「コロナ感染防止にマスクは期待されるほどの効果がない」
「コロナ感染防止にマスクは完璧な効果があるわけではない」

上から下にいくにつれて「○」をつけるのが簡単になっていくのを感じますね。

私の授業では、これを「穴の大きさが広がっていく」と呼んでいます。

穴の空いた板を立て、ボールを投げて穴を通すとポイントになるゲームを想像してもらうとわかりやすいと思います。

((図))

表現による「穴」の大小をザッと挙げてみます。

「穴」が小さい(○をつけづらい)表現の例

「絶対~」「必ず~」「誰でも~」「全員~」「~可能性はない」「~ありえない」

「穴」が大きい(○をつけやすい)表現の例

「時には」「~な場合もある」「~こともある」「~人もいる」「~とまでは言えない」「~と言えなくもない」「~ありうる」「~可能性がある」

「ない」ことの証明は難しい

「絶対~」「必ず~」などの穴が小さい(○をつけづらい)表現は可能性を減少させるので証明が難しくなります。

証明が一番難しいのは「~可能性は無い」「~ありえない」などの「無い」場合で、これは「悪魔の証明(の一種)」と言われています。

悪魔の証明(Wikipedia)

ここまで読んだ人は「迷ったときの判断基準」が分かったのではないでしょうか?

結論

記号問題で選択に迷ったら、残った選択肢の中で「穴」が一番小さい選択肢をX(バツ)にする。

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