「組分けテストの点数や摸試の偏差値を上げたい」という中学受験生と保護者の方へ、国語力の三つの力を上げる勉強法を東大卒講師歴20年の図解講師「そうちゃ」がお伝えします。
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知識力
語い
これがあればあるほど文章を読むのはラクになります。
家庭で出来ること
❶電子辞書などでわからない言葉を調べる態勢を作ってあげましょう。ただ、知らない言葉の意味を類推する力も同じくらい重要なので、辞書の引き方には注意が必要です。
参考記事「頭が良くなる辞書の引き方」
❷勉強ばかりしていると語いが偏ります。特に物語文に出てくる言葉が分からなくなります。マンガ・テレビ・映画などを見るのも必要です。
そこに出てくる言葉が分からない様子なら必ず教えてあげましょう。そばにいる親にしかできないことです。
漢字
入試ではサービス問題、基礎点問題です。
また漢字を覚えていれば未知の語句の意味を類推する能力もつくので、読解力にもつながります。
家庭で出来ること
学校で習う漢字だけでなく、学年を超えた範囲、日常で出会う漢字を練習させる。
一つの漢字を学習する時は、音読み訓読み両方を覚えさせる、熟語の例を必ず練習させる。
ことわざ・慣用句
教養
他の科目の知識
理科・社会が苦手な人は説明文を安定して高得点を取るのは難しいでしょう。
理科の知識がない人が理科の話を読むには読解テクニックを駆使しながら意味を類推しないといけません。その上で設問に答えるのは結構大変です。
一方理科の知識がある人の場合は、内容を理解するのにエネルギーを使わないので設問に答えることに集中できます。
(そもそも、塾以外で理社の知識を身につけている人は読書をしているので読解力も鍛えられている可能性が高いです。)
家庭でできること
家庭でできることは「興味があるかもしれない」テーマの本・マンガを片端から与えて、保護者もそれを読んで楽しむことです。
期待通りに読んではくれませんが、10冊与えて1冊読んでくれればラッキーというつもりで与え続けましょう。
社会常識(通説)
これがないと説明文の構造「QBA」を読み取るのが難しくなります。
参考記事「説明的文章の構造」
家庭でできること
家庭で新聞やニュースを読む・見る習慣をつけて、代表的なトピックに関する主流の意見を教えてあげましょう。
読解力
解答力